「柚木玉邨」の版間の差分
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慶応元年8月22日備中国生れ。昭和18年10月25日歿。諱方啓、字子爰、通称梶雄。別号雙璧齋主人、小鋤雲館(舘)主人、澆花園主人、玉邨主、玉邨道人、瓊島仙客、瓊島仙舘主人等。 | 慶応元年8月22日備中国生れ。昭和18年10月25日歿。諱方啓、字子爰、通称梶雄。別号雙璧齋主人、小鋤雲館(舘)主人、澆花園主人、玉邨主、玉邨道人、瓊島仙客、瓊島仙舘主人等。 | ||
− | 松山藩吟味役[[柚木玉洲]]の長男。明治23年帝国大学農科大学卒。県農会幹事、技師として養鶏を研究、自ら孵卵器を発明、また銀行、会社重訳を務めた。一方少時より[[信原藤陰]]、[[鎌田玄溪]]等に儒学を、[[森春濤]]、[[三島中洲]]、[[長尾雨山]]等に詩を、[[日下部鳴鶴]] | + | 松山藩吟味役[[柚木玉洲]]の長男。明治23年帝国大学農科大学卒。県農会幹事、技師として養鶏を研究、自ら孵卵器を発明、また銀行、会社重訳を務めた。一方少時より[[信原藤陰]]、[[鎌田玄溪]]等に儒学を、[[森春濤]]、[[三島中洲]]、[[長尾雨山]]等に詩を、[[日下部鳴鶴]]に書を、南画を清人[[胡鐵梅]]に学び、中年よりは詩書画三昧に至った。日本美術協会協議員、泰東書道院・平安書道院審査員、興亜書道聯盟総務等歴任。 |
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2024年12月31日 (火) 15:49時点における最新版
(ゆのきぎよくそん)
基本情報
よみがな | ゆのきぎょくそん |
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職業 | 文人画家 |
生年 | 1865 |
没年 | 1943 |
出生地 | 備中国 |
別名 | 方啓、字子爰、通称梶雄。別号雙璧齋主人、小鋤雲館(舘)主人、澆花園主人、玉邨主、玉邨道人、瓊島仙客、瓊島仙舘主人 |
経歴
慶応元年8月22日備中国生れ。昭和18年10月25日歿。諱方啓、字子爰、通称梶雄。別号雙璧齋主人、小鋤雲館(舘)主人、澆花園主人、玉邨主、玉邨道人、瓊島仙客、瓊島仙舘主人等。
松山藩吟味役柚木玉洲の長男。明治23年帝国大学農科大学卒。県農会幹事、技師として養鶏を研究、自ら孵卵器を発明、また銀行、会社重訳を務めた。一方少時より信原藤陰、鎌田玄溪等に儒学を、森春濤、三島中洲、長尾雨山等に詩を、日下部鳴鶴に書を、南画を清人胡鐵梅に学び、中年よりは詩書画三昧に至った。日本美術協会協議員、泰東書道院・平安書道院審査員、興亜書道聯盟総務等歴任。
作品
- 玉邨蘭竹 全二冊 ( 乾巻―蘭之部 昭和9年12月15日 坤巻―竹之部 10年9月20日 柚木久太刊 ) → 「玉邨蘭竹」をさがす
- 西爽亭墨緣 全二冊 ( 昭和11年9月20日 柚木久太刊 ) → 「西爽亭墨緣」をさがす
- 雙璧齋瑣談 ( 昭和12年4月15日 柚木久太校刊 ) → 「雙璧齋瑣談」をさがす
- 玉邨詩賸稿 ( 昭和14年8月20日 柚木久太刊 ) → 「玉邨詩賸稿」をさがす
文献
- 西爽亭懐舊尺牘 ( 昭和19年4月1日 柚木久太編刊 ) → 「西爽亭懐舊尺牘」をさがす